平家の住まいの憧れている方も多いのではないでしょうか?
近年、若い年齢層にも平屋を希望される方が増えてきています。
そこで平屋を建てるメリット、デメリットを解説していきます。
目次
平屋を建てるメリット
バリアフリー
年齢を重ねると、階段の登り下りなどが大変になってきます。
階段のない平屋では、老後も過ごしやすいお家になります。
生活動線がスムーズ
家づくりにあたって、大変重要になる生活動線。生活動線でお家の快適性は大きく変わってきます。
平家のメリットは全てがワンフロアで生活動線がスムーズなところです。
2階建では生活動線に必ず上下の移動が必要になってきます。
1階で洗濯をして、2階のバルコニーに干す、それを各部屋に片付けるといったように、
水廻りスペース、洗濯物を干す場所、家族の各居室、収納場所、これらが各階に分かれていると、かなり無駄な動きができてしまいます。
これらがワンフロアでできれば、無駄の無い生活動線にできると思います。
またワンフロアは掃除がしやすいというメリットもあります。
掃除機を持っての階段の上り下りは大変です、階段は最も埃が溜まりやすい場所の一つでもあります。
年齢が上がれば上がるほどメリットに感じると思います。
家族との繋がりを感じられる
平屋の場合、すべての部屋、生活空間が同じフロアになります。
家族と顔を合わせる機会が多くなるので。コミュニケーションは増えることがメリットです。
LDKを中心に各居室を配置すれば、より家族間のコミュニケーションの機会は増えると思います。
メンテナンスが安くすむ
家は建てて終わりではありません、住みながら5年、10年とメンテナンスをしていかなければいけません。
メンテナンスを業者に依頼する際には、平屋は2階に比べて足場の設置機会が減ります。
そのため30年と長いスパンで考えた時に数十万円の費用差が出る場合もあります。
構造面
近年、地震や台風などの自然災害が多発しており、耐震性などの安全面に注目されている方が多いと思います。
平屋は構造的に安定しやすく、かつ重量も軽いため、耐震性に優れます。
また地震の揺れや台風の強風の影響は建物が縦に高ければ高いほど、大きくなってきます。
そのため平家は地震や台風の被害を受けにくい構造になります。
平屋のデメリット
コストが高くなる
一坪あたりにかかる建築費用、坪単価が高くなります。
平屋で2階建てと同じ床面積のお家を建てた場合、2階に比べて基礎、屋根が約2倍必要になってきます。
すると坪単価は2階に比べて高くなってしまいます。
また平屋を建てる場合には、2階建てに比べて、広い敷地が必要になってきます。
すると土地代や、土地取得にかかる費用も高くなる傾向にあります。
ただし2階建に比べ、階段スペースがなく、無駄な廊下を減らせば、同じ広さの居住スペースをとった場合でも家の延べ床面積を小さくすることができます。
日当たりや通風
平屋の場合、建物の中心には日が当たらないといったデメリットがあります。
すべての部屋が1フロアにあるため、採光や通風がとりにくくなります。
建物の形や、中庭や天窓を設けるなどして対策を考えましょう。
プライバシー
メリットでもある家族との繋がりが、逆を言えばプライバシーが取りにくい傾向にあります。
すべてがワンフロアにあるため、プライベートスペース間の音の問題などが挙げられます。
間取りを作成段階で共有空間と個別のプライベート空間の配置に気をつける必要があると思います。
防犯面
すべての部屋が一階にあるということは、死角になる窓が多くなるという事です。
寝室や子供室が1階にあると考えると防犯面が不安になると思います。
防犯カメラやセンサーライト、防犯の砂利を設置したり、窓の形や種類を工夫するなど、何らかの防犯対策をした方が良いと思います。
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